アスファルト混合物の最大比重試験

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概要

実際に供用されているアスファルト舗装の空隙率を求めようとする場合、アスファルト混合物に含まれる各材料の比重または密度と配合率がわからないと理論最大密度を 求めることができない。そこで、舗装体からの切取りコアーをほぐして比重を求め、それを最大比重としてアスファルト混合物の理論最大密度に相当する密度とする。
最大比重はアスファルト混合物の空隙率を算出してアスファルト舗装の破損原因や老化原因を調べる際に利用される。また、混合物に含まれるアスファルト量およびその 比重を求めることにより骨材の比重を逆算できる。この骨材の比重は、骨材のアスファルト吸収特性を考慮したもので有効比重と呼ばれ、多孔質骨材の吸収アスファルト量の測定にも利用できる。
さらに、アスファルト舗装廃材を利用した再生アスファルト合材の配合設計や品質管理を行う場合の基本データを得る目的にも利用される。

目的

アスファルト混合物の理論最大密度に相当する最大比重を測定する。

適用範囲

アスファルト舗装の破損原因、供用性等の調査を行う際に必要な空隙率の算出や再生混合物の配合設計、品質管理を目的として、主に試験室で実施する。

参考:舗装試験法便覧

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